最近またヘブライ語の勉強を始めた。
また、というのはこれまでヘブライ語の勉強を始めたことはあるが、
いずれも3日坊主×3回で終わってしまったからだ。
私には独学が向いていないようだ。
でも今回は先生がいて、勉強仲間もいるのでとても楽しく続いている。
さて、そのヘブライ語の勉強を始めて数か月すぎたここ数日、
とても美しいことが起こる。
朝の夢うつつのときだ。
言葉の意味は思い出せないのに
音がいくつも、響く。
音は、私には読めない文字となり、空中を舞う。
右回りに、左回りに、上に向かって
きらきら輝きながら舞い
自分たちの場所を探している。
いくつもの文字の中から、אור(オール)が私の前に出てくる。
私の中で、ヘブライ文字と音が一致する数少ない言葉の一つ。
אור(オール)は舞台挨拶のように、上から輝く光を浴びている。
と見る間に「光」という漢字にかわる。
なんと美しい光景か。
嬉しくてたまらない気持ちが心臓からあふれ、
体中に広がって、さらに上に向かう。
同時に柿本人麻呂が浮かんだ。
あこがれているからだろうか。
四季の情景や情緒を、57577の中に永遠に閉じ込めた歌詠みの神様。
私もあんな風に言葉を遣うことができたら、といつも思う。
でもこんな事が起こるのだ、きっと、目指せと言われている!
そう思うことに決めた。