サルドテル告のブログ

神さま大好き人の記

無理ということ

確か、星田妙見宮の帰りだったと思う。

駅に向かう車の中で、私は先生に言ったのだ。

「ブレる自分がいやです。ブレたくないのに。」

あちらへぐっーと傾いたかと思うと、今度は逆方向へ傾く・・。

その繰り返しの、振り子のような自分がいやだった。

 

先生は、あっさりと答えた。

「それは無理ですね。」

「・・・ブレないのは、無理ですか?」

「無理ですね。」

性格上、私には無理、ってことかな?

 

「無理は、どう書きますか?」

「・・・あ!」

「真理がない、のが無理です。無、理。

無理ですよ。」

 

ブレない、ということには真理が無い・・

私はそもそも真理が無いことをああだこうだ悩んでいた、

ということか・・・なーんだ・・・。

 

その後、私は「ブレる」「ブレない」ということを

まったく考えなくなった。

 

 

実はこれはしばらくたってから

「あはひ」への理解につながっていくのだが

当時の私にそんなことがわかるはずもなく。

ただ、ブレないということには真理が無い、とわかって

「また一つ新しいことを学んだ」と嬉しかった。

それだけだった。